ネットビジネスであっても、アセットは人。
インターネット・コミュニティ・グローバルという3つのキーワードを軸にビジネス展開を加速するガーラ廣末社長にお話を伺った。同社はオンラインゲームの開発や運営事業をグローバルに展開している。登録会員は1000万人以上。インターネット上のコミュニティと言えば、SNSやブログなどを思い浮かべる読者も多いであろう。しかしひとつの共有したモノに集うということではSNSより遥かに緊密な環境を創造している。こうしたIT技術の飛躍でインターネットがよりユーザビリティーになり、便利なものになることでIT環境は一層の発展を遂げた結果、誰もが簡単にITやWEBに関われる様になりブログやSNSなどユーザー同士の書込みが活発になった。反面、人の世界でも同じだが書込みが多いとトラブルも起こってくる。これは運営者にとっても参加者にとっても好ましくない事である。こうしたサービスの必要性と共に、言葉の持つ威力を改めて考えさせられるのだが、同社の提供するオンラインゲームでは参加者がひとつの事象を共有しているため、ゲームをお互いに楽しみ助け合う環境が出来ており、それがガーラの強みにもなっている。
廣末氏の持つ経営観について興味が沸き質問してみると冒頭の言葉を投じた。「ネットビジネスの会社であっても、当社の一番のアセットは人です。」廣末氏は続ける。働いている社員が活き活きと仕事が出来る環境作りが経営者の使命。そのためには、仕事と成果がリンクするための行動指針や価値観を共有しなければならない。いまはその企業文化を明文化し、今後数年掛けてじっくりと浸透させていきたいと語る。グローバルというキーワードを軸に置く同社だけあって構成スタッフも様々だ。日本人、韓国人、アメリカ、ヨーロッパと同社を支えるスタッフは幅広い。それだけ、氏が企業文化の明文化に時間を掛けて取り込むのも頷ける。
同社のコミュニティ定義の一節に以下のものがある。「新しい生活空間であるコミュニティは、ビジネスの場面ばかりでなく、年齢、人種、国籍、時間、距離を越えた人々の自由で深い交流を可能とし、ひいては企業や社会の健全な発展につながるものと確信しています。」ネットビジネスと云えども人を尊重し、人に無限の可能性を見出すガーラ。企業の存在意義を問われる事例が多発する中、着実に歩をみせる同社に惹きつけられる人は多いのでは無いだろうか。

