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掲載日:2008年11月02日 12:32

金融不安による資金調達への影響度は?Vo.1

2007_03_01t191550_450x315_us_markets_stocks.jpg サブプライム問題に端を発する金融不安が止まらない。今回の問題は、単なるバブル崩壊と違い企業倒産リスクをヘッジするために生まれたCDS(クレジットデフォルトスワップ)が複雑に絡み合い、そのリスク度合いがわからなくなっている点に問題の深さはある。

「風が吹けば桶屋が儲かる」

この引用句のように、グローバルになった金融がベンチャー企業に与える影響度を考えてみたい。まず、投融資については以前にも増して金融機関は消極的にならざるを得ない。しかしながら、編集部で数社の金融機関に現状インタビューを行ったところ、こういう状況下だからこそ積極的に投融資すべしとの意見も聞かれた。ただ、投融資の対象として彼らが挙げたアセットは上場株であった。連日の株安で、PBR1倍割れ企業銘柄が続出しており絶好買い場到来といったところであろうか?

では、ベンチャー企業向けのファイナンスはどうなるのであろう。市場環境の悪化でIPOを見送る企業が出てくることは必至である。IPOでのキャピタルゲインに投資EXITの照準をあわせている金融機関では、EXITの多様化の選択を余儀なくされるであろう。裏をかえせば、IPO意外にもEXITとなる魅力的なオプションを投資家に付与することが可能であれば、ベンチャー企業の資金調達は先が無いわけではない。

また、融資については当社の事業領域であるがアドバイザリー案件は増えつつある。飲食店向けの出店資金については、金融公庫などをはじめメガバンクでも融資引き締めという感覚はまったくない。その他事業融資についても、当社ではその影響を感じるようなことになっていない。しかし、依然として経営者は金融不安により将来的な資金調達を早めに確保しておきたという心理がうかがえる。

今後、市場動向を見ながらファイナンス環境について随時レポートしたい。

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