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掲載日:2008年06月03日 13:23

農業ベンチャーは、出てくるのか?

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このところの、ガソリン価格の高騰は凄まじいものがある。また全ての事象は繋がっていることを、改めて考えさせられる多くの嫌なニュースがメディアを賑わしているという現実。周知の通り、小麦・とうもろこしなどの原料が軒並み高騰し、輸出国である新興諸国などが輸出制限をしはじめた。報道によると、これらの輸出国は何も今規制が始まった訳ではないという。おおよそ、生産量の20%程度しか外国向けに輸出をしていないのだと言う。『しか』と考えるか、『も』と考えるかで食に関する対応が変わるであろう。

こうした『食糧危機』への対応は、一体どうすれば防げるのか?

様々な方法や論があると思うが、今回は『自給』について考えてみたいと思う。編集部で農業に従事する経営者の方にいくつか取材を通じて教わったことがある。それは、みな口々に『儲からない』と発すことだ。ただし、注意が必要なのは農業そのものが儲からないと言っているわけではなく、「わたしのところは、儲かってません。よそは、儲かってるんじゃないか。」などと話してくださる方の多さも注視しなくてはいけない。

わたしは、食糧危機はいずれ起こるかもしれないものと考えている。現実に、アフリカやアジアの貧困層が食に窮しているTVや写真をもう30年以上前から観ているし、みなさんも餓えに苦しむ人々の姿を見ているのではないかと思う。今、メディアで報じられている『すぐそこにある危機』は実に多くの要因が元となり引き起こしている。穀物を商材にした金融商品、バイオ燃料、食品偽装、サブプライム問題、挙げればきりがないし、諸悪のおおもとに辿り着くことは非常に難解であろう。

こうした逼迫した状況下から、抜け出す為というより防衛するために『農業』が注目されているのではないだろうか。余談であるが、わたしは家庭菜園を始めておりキュウリやミニトマトを栽培している。私の場合、もしもの危機に備えられるか、収穫にはどの程度の手間と時間が必要なのか知りたかった事が、家庭菜園をすることに突き動かした理由であるが。こうした危機を好機と捉え、ビジネス参入することとは少々趣が異なってくる。それはさておき、農業が十分ビジネスになりうるのは自明の理である。いま、異業種からの農業参入が非常に増えている。今後、編集部では新規参入企業への取材活動を通じ、いま農業に何が起こっているのかを追いかけてみたいと思う。

 

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